核燃料片の製造方法は、流体床中の混合ガスの熱分解によって球状の燃料要素の表面への保護被覆層の連続的な堆積を含む。保護被覆層は、アセチレンとアルゴンの混合物の熱分解によって積層される低密度熱分解炭素層、アセチレン26.0wt%、プロピレン22.0wt%およびアルゴン52.0wt%のガス混合物の熱分解によって積層される高密度等方性熱分解炭素の中間層および外側層、および、高密度等方性熱分解炭素の中間層および外側層の表面に積層される炭化ケイ素の強化層を含む。炭化ケイ素の強化層は酸素ゲッタとしてふるまい、96wt%のアルゴンと4wt%のメチルシランからなるガスの熱分解によって予め球状の燃料要素の表面に積層される。低密度熱分解炭素層は、55〜65wt%のアセチレンの熱分解によって積層される。炭化ケイ素の強化層は、8.5-9.5wt%のメチルトリクロロシラン、0.5wt%のプロピレン、および残りの(90〜91重量%)水素のガス混合物から積層される。酸素ゲッタ層は1090-1110°Cの温度で堆積され、保護コーティング層は熱分解温度と同じ1290-1310°Cで堆積される。技術的な結果は、プロセス効率の向上であり、具体的には、プロセスの持続時間および熱分解中のガス消費の低減、核燃料片の製造方法の簡素化、およびサービスの向上である球状燃料要素の供用寿命の長期化である。
国際公開番号: WO/2017/082772
国際出願番号: PCT/RU2016/000762
国際公開日: 18.05.2017
国際出願日: 10.11.2016
優先権情報: 2015148545 11.11.2015 RU
出願人: AKTSIONERNOE OBSHSHESTVO "VYSOKOTEKHNOLOGICHESKIJ NAUCHNO-ISSLEDOVATELSKIJ INSTITUT NEORGANICHESKIKH MATERIALOV IMENI AKADEMIKA A.A. BOCHVARA" [RU/RU];
IPC:
G21C 3/28 (2006.01)
https://patentscope.wipo.int/search/ja/detail.jsf?docId=WO2017082772
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